おいしく炊くために知っておきたいこと、保存のコツ

どんなに良いお米でも、炊き方や保存方法が合っていないと、本来の味を十分に楽しめません。ここでは、家庭で実践できる基本のポイントをまとめました。
洗米は、優しく手早く

お米は思っている以上にデリケートです。ゴシゴシと力を入れて洗うと、表面が傷つき、炊き上がりの食味が落ちてしまいます。
最初の一回目のすすぎ水は特にお米が水分を吸いやすいタイミングなので、できるだけ早く水を流すのがポイントです。その後は、優しく数回かき混ぜながら、濁りが少なくなる程度まで洗えば十分です。
浸水時間は、季節で調整を

洗米後、すぐに炊き始めるよりも、一定時間浸水させることで、お米の中心までしっかり水分が浸透し、ふっくらとした炊き上がりになります。
目安としては、夏場で30分程度、冬場は1時間程度を見ておくと安心です。炊飯器によっては浸水機能が内蔵されているものもあるので、お使いの機種の設定も確認してみてください。
水加減は、品種によって微調整

粘りの強い品種(つやきらり、恋の予感など)は、表示よりもやや控えめな水加減にすると、べたつきを抑えた炊き上がりになります。反対に、あっさりとした品種(あけぼの、朝日米など)は、表示通りか、わずかに多めの水加減でふっくらと仕上がりやすくなります。
最初は炊飯器の表示通りで炊いてみて、ご自身やご家族の好みに合わせて、次回から少しずつ調整していくのがおすすめです。
炊き上がったら、すぐにほぐす

炊飯後は、できるだけ早くしゃもじで底から優しくほぐしましょう。余分な蒸気を逃がすことで、べたつきを防ぎ、ふっくらとした状態を保てます。
保温を続ける場合は、長時間になるほど風味が落ちやすいため、可能であれば早めに食べきるか、小分けにして冷凍保存するのがおすすめです。
保存は、涼しく、暗く、密閉して

お米は精米した時点から、酸化や乾燥が少しずつ進んでいきます。なるべく良い状態を保つために、次のポイントを意識してみてください。
- 直射日光と高温多湿を避け、できれば冷蔵庫の野菜室で保管する
- 密閉できる容器や袋に入れ、空気との接触をできるだけ減らす
- 虫の発生を防ぐため、米びつや保存袋の清潔さを保つ
精米後のお米は、夏場であれば2週間、冬場でも1ヶ月程度を目安に食べきるのが、おいしさを楽しんでいただける期間です。
30kgでご購入いただく場合は
まとめてご購入いただく場合は、すべてを同じ環境で保管するよりも、使う分だけを小分けにして密閉袋に入れ、残りは冷凍・冷蔵庫で保管する方法がおすすめです。少量ずつ取り出して使うことで、酸化を抑えながら、最後まで美味しい状態を保ちやすくなります。
毎日の小さな工夫が、お米の味を大きく左右します。せっかくのお米を、最後の一粒まで美味しく楽しんでいただけたら嬉しいです。

